一般選抜 デザイン工芸学科前期日程デザイン工芸学科 一般選抜(前期日程)問題 与えられたモチーフと自身の手を条件に従い自由に構成し、画用ボードに描出しなさい。感 覚考査/描出 7 時間 (昼食時間(1 時間)も制作可能)【モチーフ】 けん玉 [1個 ]【配付物】 A2サイズ画用ボード[1枚 ]、A4サイズ草案用紙 [3枚 ]【条件】 ① けん玉の玉は金属の質感をイメージして表現をする。② 描出するモチーフと手の数は自由。③ 画用ボードは縦横自由。基礎的な観察力、描写力および優れた構成力、発想力、思考力等を総合的に評価する。感覚考査(描出)では、観察力、描写力といった基礎的な力を身に付けたうえで、独創的な発想力、作者の意図を効果的に伝える思考力や表現力、作品をまとめあげる構成力が発揮されているかが評価のポイントになります。今回の問題では、自身の手とけん玉の描出から観察力、描写力を評価しました。また、発想力や思考力を評価するものとして、けん玉の玉を金属の質感で表現する条件を加えています。けん玉、手と描写の対象となるものは少ないですが、手の骨格やけん玉の構造、金属の質感を正確に表現するためには、高い観察力と描写力が求められます。また、一番表現したいものとそれ以外のものとの主従関係などを考慮しながら適切な構成を考え、時間内に作品を完成させる力も必要です。参考作品は、観察力や描写力に重点を置きながら、丁寧な画面構成で上手にまとめたものから、けん玉の視点や手とけん玉の関係性など、発想力と構成力に重点を置いた表現のものまで、どれも高く評価されています。普段から物をよく観察して、構造などを理解したうえで描写できる力を身に付けてください。それに加えて、さまざまな問題に対応できる発想力や構成力を身に付けることも大切です。出題 意図18
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